バリューにこだわる

コンサルティング業界にいると「バリュー(Value)」という言葉をよく耳にします。

コンサルティング業界などでは、たまたま「バリュー」という言い方をしますが、これは別の言い方をすると「価値」「アウトプット」「成果」などに言い換えることができるかもしれません。

マネージャー(上司)からチームメイト(部下)に「〇〇さん、バリューは出していますか?」や「私たちが、そのクライアントの会議に出席してバリューはありますか?」などという使い方は、聞くことが多いです。

コンサルタントであれば、バリューは、クライアントに対して、本当の課題を抽出して、それに対する的確な解決策を提示することができたかどうか、クライアントにその提案に対して、満足いただけたかどうかなどが指標となります。プロジェクトチームの中で、自分がどれだけ価値を見出したかということになります。

だいぶ前の話になりますが、わたしが日系メーカーに在籍していた時、「昨日は、朝まで会社で仕事をした」や「今日もまた残業しないといけない」ということを言っていた人が多かったような気がします。時には、自慢をしているように聞こえることがありました。長時間働いている会社は、日本の企業に多いということを聞いたことがあります。

外資系の大手コンサルティングファーム(会社)に在籍していた時、長時間働いていることをアピールする人は、ほとんどいませんでした。それは、コンサルタントたちが、長時間働くことがよいことではないこと、バリューを出すことが大切なこと、ということを意識しているからなのだと感じました。わたしもその一人でした。

外資系の大手コンサルティングファームは、コンサルティングフィーが高いため、そこで働くコンサルタントは、なおさらバリュー、つまり、自分の価値や成果を意識するのかもしれません。

また、戦略系といわれるコンサルティングファームでは、アップオアアウト(Up or Out)という制度(決まった期間のうちに昇進しなければ、退職しなければならない制度)があり、毎年、一年間の成果を評価され、それが昇進に影響するため、常にバリューにこだわらないといけない状況なのかもしれません。長時間仕事をしても、それが見える形で成果として現れないと評価されませんし、長時間働かなくても、常に成果を出していれば評価されます。

ビジネスパーソンであれば、長時間働かざるをえないことは多々あります。わたしもコンサルティングファームにいた時は、長時間仕事をして、むしろ、寝る時間を削って仕事をしていることの方が多かったくらいです。そのため、長時間仕事をすることを一概に悪いということは言えません。

ただし、仕事の価値は、時間では評価することはできません。クライアントや上司、チームメンバーは、自分の働いている時間の長さで、評価はしないでしょう。そのため、仕事をする時は、バリューにこだわりましょう。重要なことは、働いている時間の長さではなく、バリューの大きさなのです。

サマリ:仕事をしている時、バリューの大きさにこだわりましょう。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA